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土佐宇宙酒/宇宙深海酒

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そもそも土佐宇宙酒って何なの?

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なんと!今からおよそ約20年前の平成の時代に、まだ国際宇宙ステーションに日本実験棟「きぼう」ができるよりも数年前に、日本酒の酵母と酒米を当時のISSにフライトさせた人たちがいるんです!

↓↓↓↓これに乗って宇宙に行きました↓↓↓↓

1回目はいろいろあって酒米が戻らず、、、2回目のフライトで再び打ちあがった酵母菌と酒米で初期の『土佐宇宙酒』が醸造されました。
1回目のフライトは地球を約150周の旅となりました。

【フライト品目1回目】
高知産酵母 ドライ8種 ウェット4種
酒米「吟の夢」「風鳴子」種もみ

【フライト品目2回目】
高知産酵母 ドライ8種 ウェット6種
酒米「吟の夢」「風鳴子」種もみ

【フライト実績】
2005年10月1日 ソユーズTMA-7 打上
    10月3日 ISSドッキング
    10月11日 ソユーズTMA-6 帰還
2006年3月30日 ソユーズTMA-8 打上  2回目の打上げ
    4月9日  ソユーズTMA-7 帰還

当時、商業利用としてはロシアのみがリソース(いわばお金を払えば乗れる権利)を開放しており、高知の酵母と酒米はソユーズでの往還となった。
酒米は宇宙放射線、保管状態(乾燥)の影響を少しでも排除して生存率を考慮し、種籾の状態で打ち上げられたが、帰還後にロシアから輸入する際、種籾が税関手続きをクリアすることできず、1回目に打ち上げた酒米は日本に入る前に全て焼却処分となってしまった。

また、当時は宇宙の商業利用が現在ほど認知されておらず、フライト品を使った原材料での商品化・市販にロシアからクレームが入り、麹菌の使用までもがストップとなる事態となった。

そこで改めて商業利用を前提としたフライトミッションを立ち上げ、2006年3月30日にソユーズTMA-8で打ち上げた。このときには初回の反省から生存率よりも通関制約を考慮し、税関対象を回避するため脱穀米とし、麹菌もウェットとドライの2種類を搭載した。

酒米は脱穀すると宇宙放射線のほか、保管中の水分状況(乾燥)による発芽率への影響が大きな懸念となる。このためこれは大きな賭けとなったが幸いにもいくつかが生き延び、いまでは工業生産量に達するほどの収穫量を上げている。

ところで、2回目の試料が帰還したTMA-7は焼却処分となった1回目の試料を打ち上げたソユーズである。ここに何かの縁を感じざるを得ない。

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そして、宇宙深海酒というのもあるんです!
それが何なのかって??次回のお楽しみに!

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